朝8時、オタマジャクシ放出のため、まずは私が病院にチェックインした。
前回の人工授精から約5カ月。
思い出したくもないあの稽留流産からは約3カ月が経過していた。
【お久しぶり】
それが不妊治療でのためであっても、字面で「病院で自慰行為をする」と見ると、なかなかのことをしているなと思われるかもしれない。
実際、不妊治療を始める前の私もそう思っていた。
もはや「アオ◯ン」をするんじゃないかくらいの感覚&恥ずかしさ。
しかし、慣れというのは恐ろしいもので、不妊治療開始にともない、精子の状態チェックなども含めれば、5回以上は病院でオタマジャクシを放出してきた。
今回、久しぶりだったので緊張するのかなと思っていたが、現場に着いても特にそんなことは思わず、また前日の晩も、スマホに保存するネタをどれにするかしっかりと吟味する余裕すらあった笑
【素朴な疑問:どのくらいでの放出が理想的なのか?】
病院で自慰行為に及ぶ時、いつも思っていたことがある。
それは、「果たしてどのくらいの時間で放出すれば、良質なオタマジャクシが取れるのか?(=授精しやすいのか?)」ということ。
こうやって文字にするとフザけているように思われるかもしれないが、人工授精を成功させて、早く子どもが欲しい私からすれば、それなりに真剣に考えていたテーマだ。
「スタート直後からあまりにも早いスピードで放出を迎えてしまうと、もしかしたらオタマジャクシが急かされてしまって傷ついてしまうんじゃないか?」
「あんまりのんびりじっくりしてしまうと、睾丸の中でオタマジャクシが熟成(?)されてしまって質が悪くなるんじゃないか?」
という2つの考えがぶつかっていた。
しかし当時は、この疑問を先生に尋ねる勇気がなかった。
こちらはいたって真剣なのだが、フザけていると思われたら嫌だったからだ。(もちろんその病院の先生たちはこちらの質問に対してなんでも真摯に答えてくれる素晴らしい方々です)
したがって正解は今も分からないまま。
なんとなく私個人の感想というか予想としては、前者のほうが真相に近いかも?という気がするので(あくまで「気がする」だけです)、あまり急かして放出しないようにはしていた。
【残念ながらまたも不発】
結論から言うと、4回目の人工授精もダメだった。
妻が排卵を促すオビドレルを注射しているため、ここぞとばかりにその日の夜も行為に及んだが、結局今回も不発だった。
あまり結果を気にしすぎないようにはしていたが、生理前になると胸が張りだす妻の口から、人工授精の翌週くらいに「なんか胸が張ってきた気がする」と言われ、軽く意気消沈。
そして実際に生理が来た。
予想はしていたものの、妻と2人でしっかりと落ち込んだ。
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