【不妊治療25カ月と6日:受精卵を移植!!!】

不妊治療

一昨日、電話で言われたように、13時45分に病院へ行かなければならない。

受精卵を移植するためだ。

私は仕事で抜け出せなかったので、妻が一人で行くことになった。

ひとまずこの時点で、その後も病院から一切連絡がないところを見ると、無事に細胞分裂がなされている(?)受精卵が、少なくとも1つはあるということだろう。

もし全滅していたとしたら、その段階で病院から「移植できる受精卵がありません」と電話がかかってきてるはずだから。

【ドイツの公共交通機関】

公共交通機関のアプリで、だいたい妻が病院に向かう頃の電車を調べておいた。

そして、「そろそろ病院に着く頃かな?」と思って妻にLINEを送った。

すると「まだ到着しない」という。

しかしアプリを見ると、その電車はすでに病院の最寄り駅を過ぎていることになっている。

しかし実際の妻は、なんならまだ自宅と病院の、ちょうど中間地点に来たくらい。

先日のこともあり、遅延しまくる公共交通機関と、不正確な情報を更新し続けるアプリに腹が立ってきた。

ひと昔前は、ドイツといえば正確できっちりしていて手堅いというイメージがあったが、バスもUバーンもSバーンもRBもREもICもICEも、定刻に来ることのほうが珍しいと言っても過言ではない。

【10分遅れで病院到着】

予約の10分前には病院についているはずだったが、結局妻が到着したのは予約の5分後。

しかし病院はかなり混雑していて、患者さんもだいぶおしているらしく、受付で遅刻を咎められることはなかったようだ。

到着から30分後、妻から

「まだ呼ばれましぇん」

「待合で隣になった34歳の女性と話してる。彼女は今回で3回目の移植なんだって」

とLINEが入る。

果たして私と妻の卵ちゃんたちは無事に育っているのだろうか。

ソワソワして、職場の私はまったく仕事が手につかない。

【いよいよ移植】

急に妻とのLINEが途絶えたので、おそらく移植が始まったんだろうと予想。

仕事がますます手につかなくなる。

こんなひ弱な精神力で、果たして自分は父親になれるのだろうかと、ちょっと心配になった。

LINEが途絶えて約30分後、妻から「終わったよ~」と連絡が入る。

妻いわく

「IUI(人工授精)と同じような感じだった」

「卵ちゃん、白く輝いてた」

らしい。

そして、その他の受精卵の様子はどうだったのかというと、

9つ採卵

↓(採卵直後)

IVF(体外受精)に卵子5つ
ICSI(顕微授精)に卵子4つ

↓(翌日)

IVF全滅 & ICSIは3つ授精

↓(さらに3日後)

ICSI生き残り3つのうち1つはダメ

↓(その直後)

1つは移植用、1つは冷凍保存

ということだった。

今回移植を担当してくれたのは、私と妻がこの病院で最も信頼しているM先生だった。

「IVFが全滅するくらい、やはり旦那さんの精子の運動率はよろしくない」

「だから、稽留流産に終わってしまったけど、3回目のIUIで妊娠できたのが今となっては非常に不思議」

「今回の移植がもしダメだったとしたら、次はもうIVFはやらずにICSI一択で」

ということをM先生から言われたようだ。

病院を出た妻からは

「卵巣が腫れてるから、今週はのんびり過ごせって言われた」

「ぐりぐりされたからおなか痛い」

「とりあえず、卵ちゃんがキラキラしてたから可愛かった」

と連絡が来た。

うまく行きますように!!!

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