日本でたっぷり3週間の休暇を過ごし、私と妻はドイツに帰ってきた。
日常に戻るということはすなわち、不妊治療を再開するということである。
クリスマス期間はお休みだった病院も、通常営業に戻っていた。
日本に帰国中、ちょうど良いタイミングで妻に生理が来ていたため、ドイツ到着後すぐに病院にコンタクトを取り、第3回目の人工受精に向けて早速動きだした。
【不妊治療10カ月と9日】第3回目の人工受精
やることはこれまでと大して変わらない。
妻が病院に何度か通い、血液検査とエコー検査を受け、ホルモン値と卵の大きさを見てもらう
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機が熟したら排卵を促すオビドレルを妻が前日の夜10時におなかに打つ
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翌朝8時に私(夫)が病院で精子を出す
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その2時間後に妻が病院でその精子を受け止める
私自身、精子を取るため(もしくは精子を検査するため)に病院で自慰行為に及ぶのは、かれこれ6回目くらいとなった。
良いことなのか悪いことなのかは分からないが、もはや恥じらいなど完全に消失している。
「よく《旅の恥はかき捨て》と言うけれど、自分の場合は《マスの恥はカキ捨て》だな」と、うまいようなうまくないようなことを考える余裕まで出てきた。
【おりもの】
妻いわく、今回は過去2回とは違い、ドクター(女性)が管を膣に入れる前に、妻のおりものを拭って妻に見せながら、
「今日のおりものの状態は本当に素晴らしいよ」
と言ってきたようだ。
吉兆を見せられ嬉しい反面、自分のものとはいえビヨンビヨンしているおりものを目の前で見せられたのは、さすがに少し気持ち悪かったらしい(苦笑)
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