【不妊治療25カ月と4日:移植に関する電話】

不妊治療

職場にいる私に、妻からメッセージが来た。

言われていたように病院に電話をかけたところ、とりあえず3つうまくいっているという話だったようだ。

そして、「翌々日に移植をするから、13時45分に病院へ来てください」と言われた、とのこと。

妻が泣き顔のスタンプを送ってきたので、まだおなかが痛いのかと思い、「どうしたの?」と聞くと、妻からは「私とらんたろーの子どもが外で頑張ってるんだよ?泣いちゃうよ」と、また泣き顔スタンプを送ってきた。

ただ、やはりまだおなかも痛いようで、スーパーに買い物に行ったものの、あまり重たいものは持てなかったらしい。

作り置きしていたおかずを今晩食べればいいよ、という話になった。

【不妊治療25カ月と5日:アプリが開かない!】

改札がないドイツでは、言ってしまえばチケットを買わずに公共交通機関に乗ることもできる。

ただし、交通機関もこれに対抗するため、ときどき抜き打ちでチケットのチェックを行っている。

制服を着ている検札員であれば「あ、チケットのチェックだな」と一目でわかる。

ただし、私服の検札員も決して珍しくない。

私服の場合はだいたい、扉が閉まって電車や地下鉄が動き出した瞬間、「はーい、検札でーす。チケット見せてくださーい」と、乗客を一人一人回って、乗車券を持っているか、そしてその乗車券が有効なものかどうかを調べていく。

そこで無効なチケットだったり、そもそもチケットを持っていなかったりすると、次の駅や停留所で降ろされ、身分証明書を提示しなければならず、約60ユーロ(←町によって金額が異なるらしい)の罰金が科せられる。(たいてい書類をその場で渡される)

その日の朝も、いつものように電車に乗って出勤していた。

すると職場の最寄り駅の1つ手前の駅から、私服の検札員が乗ってきた。

例によって、電車が動き出した瞬間に「はい、チケット見せて~」ときた。

デジタル定期券を持っている私は、当該交通機関のアプリを開き、自分のところに検札員がやってくるのを待とうとした。

ところが、ここで問題発生。

なぜかアプリが開かない…。

アプリを開こうとすると、必ず強制終了してしまうのだ。

さて、困った。

これでは私が定期券を持っていることを証明できない。

そして検札係の男性がやってきた。

彼に状況を説明するも、その男性は「まあ落ち着いて。もう少しチャレンジして」と言うだけ。

こういう言い訳をして、なんとか罰金から逃れようとするフトドキ者なんて、おそらくたくさんいるのだろう。

「アプリが開かないなら仕方ないね」などと見逃してはくれない。

完全にぴったりとマンマークで私に張り付いている。

何度開こうとしても開けず、しびれを切らした検札の男性が「もう次で降りて」と言う。

テンパっていたので周りの様子に気が付かなかったのだが、その時点で職場の最寄り駅はとっくに過ぎてしまっていて、すでにだいぶ遠いところまで来てしまっていた(涙)

確かにこのままではラチがあかないので、言われたとおりに電車を降り、パスポートを出した。

男性は「ひとまず罰金の書類は出しておくけど、あなたが定期券を購入しているのならその記録は残っているはずだから、この書類に記されているところに連絡して」と。

この男性いわく、彼はあくまで、「乗客がチケットを持っているか否か」を調べることが仕事であり、データベースにアクセスして客が定期券を本当に購入しているかどうかを調べる権限はない。

したがって、「抗議をするのなら、どうぞご自分でやってください」というスタンスのようだ。

というわけで会社に遅刻するわ、罰金を払う必要がないことを交通機関に証明しないといけないわ、朝からとても気分が悪くなった。

【職場に到着、もちろん遅刻】

職場に到着して上司に事情を説明すると、「朝から大変だったね(笑)」で終わった。

席に着き、パソコンで検索してみると、どうやらその日は朝からアンドロイドの大規模障害が起きていたようだ。

改めて自分のスマホを色々調べてみると、開かない(タップしてもすぐに強制終了になってしまう)のはこの公共交通機関のアプリだけでなく、メール、ホテル予約、天気予報などなど、たくさんあった。

そして問題の罰金書類。

善は急げということで、さっそく今日の昼休みに交通機関の事務所に乗り込もうと思っていたのだが、書類をよく見ると、「抗議の受付は、◯月◯日(この書類の発行日)の13時~」という文言が記されているではないか。。。

13時からじゃあ昼休みに行けない。

翌日の始業前もまだ事務所は開いてないから行けないし、最短で明日の昼休みが最初のチャンス。

色々とほんとうに面倒くさい…。

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