妻の妊娠が発覚した頃だったか、もうかれこれ6年近く住んでいる家の近所にある公園が、散歩にとても適していることに気が付いた。
妻は時々、友人とその公園へ散歩に行くことがあり、そこの素晴らしさを知っていたのだが、それまでの私は散歩という行為を「ツマラナイもの」と思うフシがあった。
ところが、妻の妊娠が分かり、なぜか散歩というものに興味を持つようになった。
ベビーカーを押すことを考えて?
散歩に興味を抱くようになった理由は定かではない。
なんとなく後付けで「加齢のせいなのか?」と思ったが、これから生まれてくる子供をベビーカーに乗せてあちこち歩き回りたいという欲が出てきたからなのかもしれない。
いずれにしても、その公園は多少の起伏もあり、芝生があり、砂利道もあり、池もあり…etc。
30分~1時間、のんびりと歩きまわるにはちょうどいいサイズ感だった。
水仙
妊娠発覚直後から日課になった公園の散歩中に、気付いたことがある。
綺麗な水仙の花が、日を追うごとにどんどんどんどん増えていったことだ。
公園内のエリアによって、ここは黄色が多いな、とか、ここは白が多いな、と分かれていたが、とにかく水仙がこれでもかというくらい咲き乱れている。
妻とそこへ行くたびに「来年の今頃は、2人じゃなくて、3人でこの水仙を見ながら散歩するんだね~」なんて話していた。
周りにも、子連れのパパ・ママが大勢散歩しているため、自分たちがそうなることも容易に想像できる。
考えれば考えるほど、ニヤついてしまった。
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