オビドレルを打った翌々日、ついに第1回目の人工授精が実施された。
当記事のタイトル通り、不妊治療開始から半年以上かかってここまでこぎつけた。
しかし、一番最初の申し込みから考えれば既に丸1年が経過している。
時の流れは早い。
順番は「男→女」
さてさて、前回の記事で書いたように、私(夫)が病院に行くのは朝8時。
この時点では、妻はまだ出番なし。
なぜなら私が先に出すもん出して、それを洗浄し、良いオタマジャクシを抽出する作業があるためです。
で、これまでにも病院で精子を出す行為は既に何度もこなしてきた。
慣れというのは恐ろしいもので、不妊治療開始当初に感じていた恥じらいや緊張感は、この時点ではほぼ消え失せていた(笑)
ただし前の晩に「初めての人工授精が行われる」「寝坊は許されない」という意識が強すぎたせいか、まいったことにまったく寝付けず、おそらく眠りに入ったのは午前4時くらい。。。
6時過ぎには起きる必要があったので、睡眠時間はたったの2時間ちょっとという最悪のコンディションで当日を迎えてしまった。
こういうのも絶対に精子の状態に影響するはずだよな~。
チェックインから個室へ
受付で自分の名前を伝え、上階に行くよう指示を受ける。
上階では看護師さんが待機しており、まず自分の名前を伝えた。
看護師さんからはパスポート(滞在許可証でも可)の提示を求められ、そして妻の名前と生年月日を教えてくれと言われる。
私のオタマジャクシが誰か別の人のところに行ってしまうのを避けるための大事な確認作業ですな。
それらをパスしたら、妻の名前が書かれているシールが貼られた手のひらサイズのカップを渡され、そして2畳くらいの部屋に入るよう指示される。
部屋にあるものはリクライニングチェア、TV、DVDプレーヤー、オトナのDVD数枚、ティッシュ。
「終わったらカップの蓋を閉めて、そこの(病院のトイレでよく見かける検尿カップを置くような)棚に入れてね。部屋を出たら、もう誰もいないということのサインになるから、扉は開けたままにしておいてね」と言われ、「Viel Erfolg(成功を祈る)!」という言葉を最後に看護師さんはいなくなってしまった。
部屋に入り、中から鍵をかけ、準備完了。
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特に問題も起きず、だいたい15分くらいで個室を後にした。
妻を待とうと思ったが…
思いのほか、すべてが順調に進んだため、病院を出たのはまだ8時20分。
妻の予約は10時ちょうど。
病院の周りにはせいぜいパン屋くらいしかない。
なにより睡眠時間が2時間ちょっとなので、むちゃくちゃしんどい。
初めてということでできれば妻に付き添ってあげたかったし、せっかく休みも取ったのだけれど、睡眠不足から体調を崩すのは避けたかったので、妻に謝って帰宅させてもらうことにした。
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