オタマジャクシ放出を終えた私が自宅に帰りつくと妻はお化粧の最中。
地上階で受付をした後、これまでとは違う階まで上がったこと、人工授精の作業はどうやらその階で行われること、エレベーターの位置や上階での受付がどこであるか等々、これまでとは勝手が違うため細かく妻に伝えた。
妻、出陣
ひとまず私はシャワーを浴び、病院へ行く妻を見送った後、寝不足のため再びベッドへ。
第1回目の人工授精において、とりあえず自分の役目だけは果たせたことに安堵したのか、即座に眠りに落ちた。
ぐっすりと熟睡したため、妻が病院から帰宅するまで目は覚めなかった。
地上階での受付から、上階までエレベーターで移動すること、そして上階での受付など、すべてがスムーズに進み、ほどなくして診察室に案内されたという。
手順としては、
1:アソコを消毒され、器具で広げられる
2:25cmくらいの長さのストローくらいの細さの管を入れられる
3:管は注射器のような仕組みになっており、管の中の私の精液が注射される
という感じらしい。
医者の先生が上記作業をしている間、一緒に診察室にいる看護師さん(女性)が、緊張する妻の肩をずっと優しくさすっていてくれたらしい。
妻がこの部分を強調して言っていたので、看護師さんのこの行為が相当嬉しかったのかもしれない。
終わってみれば、確かにあっという間。
だが、男の私はこれまでの過程と大してやることは変わらないのに対し、女性の妻は器具を入れられたり、今までとは違うことをされているわけで、緊張しないほうが無理がある。
やはり眠気を我慢してでもついていくべきだったかなぁ…。
ただ、今思えば、この時の私は「タイミング法とは違ってちゃんとした人工授精だし、何回かやれば妊娠するだろう」という楽観的な考えをしていたような気がする。
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