ドイツに来てからというのも、牛肉のステーキが食べたくなると、いつも少し困っていた。
レストランで食べると少し値段は高いし、かといってスーパーや精肉店であまり良い肉に出会えたことがない。
赤身の肉も別に嫌いではないが、とにかく肉がむちゃくちゃ固い気がするから…。(私の調理方法が悪いのかもしれないけど)
家の近くにある、いつも客が店の外まで並んでいる人気の精肉店で牛肉を買ったことがあるが、値段の割にイマイチ。
スーパーのパック売り、または精肉カウンターで買っても、やはり値段とうまさが釣り合っていない気がする。
アゴを鍛えるための肉、と言っても過言ではない。
カウフラントに行ってみた
そんな中、普段は寄らないスーパーに行ってみた。
自宅から数キロ離れたところにあるKaufland(カウフラント)だ。
大型の店舗で、売り場はとても広い。
精肉カウンターこそないが、パック売りの肉は鳥・豚・牛・羊に始まり、いろんな種類が売られていた。
そこを眺めていると、米国産のchuck eye steakと書かれているステーキ肉が目に留まった。
「K-FAVOURITES」のマークから察するに、おそらくカウフラントのオリジナルブランドだろう。
パックの表示にも「少なくとも28日間は熟成させてある」と書いてあり、期待できそう。
赤身の間にほどよくサシが入っていて、私と妻の目にはおいしそうに見えた。
ただ、これだけサシが入っていると、赤身肉を好むドイツ人にはウケが悪いかもしれない。
値段をチェックすると14ユーロくらい/kgと、まったくもって安価。
試しに買ってみようかということで、これの350gくらいのステーキ肉を2つ購入してみた。
帰宅して、夕ご飯。
妻は妊娠中のためウェルダンにしたが、私はミディアムレアで。
フライパンで焼いた時の、油の飛び散り具合も良き。
ナイフの入りも、今までの赤身肉とは全然違うし、肉を口に入れた時に油の匂いもちゃんとする。
肉を噛めば、赤身の味と油の旨味が同時に口の中に広がった。
今までドイツで食った(スーパーや精肉店の)牛肉の中で一番うまい!
しかも値段も、レストランや精肉店の無駄に高いのに比べたらはるかに安い。
これからステーキ肉を買うなら、この肉一択だ。
【不妊治療32カ月と2日:検診と買い物と】
検診が終わった妻は、ドイツにも進出しているユニクロで自分用の部屋着を購入し、別の店でシュラーフザック(赤ちゃん用の寝袋)も購入してきてくれた。
乳幼児突然死症候群を避けるためにも、布団ではなくシュラーフザックのほうが望ましいという。
もちろんシュラーフザックなら絶対に安全というわけでもない。
窒息に陥らない(口や鼻に布がかからないようにする)ためには、頭が抜けないようにしなければならない。
つまり、首の部分の太さには注意が必要だ。
ただ、両親がともに日本人であれば、産まれてくる子供の頭は西洋人に比べて、大きいことがほとんど。
妻がこれまでおこなってきたエコー検査でも、ベビすけの体の大きさはドイツにおける標準ど真ん中あたり。
しかし頭の大きさだけは、標準を大きく上回っていた(笑)
なので、いわゆる月齢に沿ったサイズのシュラーフザックで、問題はないだろうという判断に。
ベビすけの迎え入れに向けて、また一つ前進した。
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