不妊治療を始めたばかりの頃、妻の甲状腺ホルモンの数値が大幅に高いことが判明した。
以前ここでも記したが、無精子症など何か決定的な原因が見つからない限り、一つ一つ問題(だと思われるもの)をしらみつぶしに探し、対処していくのが不妊治療の序盤だ。
そして私と妻の場合は、そのしらみつぶしの過程で、妻の甲状腺ホルモンの数値が平均を大きく上回っていることが分かった。
【L-Thyroxin Henning 25】
それ以来、妻は甲状腺ホルモンの数値を抑える薬、L-Thyroxin Henning 25を飲み、かかりつけ医のところで検査を受けていた。
しかし途中、毎日その薬を服用していたせいか、TSHの数値が0.01以下という状態になったこともあった。
そう、あれは、稽留流産の直後のことだ。
ちなみに正常値の範囲は0.27から4.2。
我々が不妊治療を始めた当初、妻のTSHは5.79だった。
妻は稽留流産の後、かかりつけ医と相談しながら、「2日に1錠→まだ数値が低すぎる(薬が効きすぎている)ね」から「2日に半錠→あ、ようやく正常の範囲内になったね」といった具合に、検査を重ねながら最適解を見つけていった。
2日に半錠という現段階での最適解を見つけだしてからは、かかりつけ医に行って血液検査を受けるのは2カ月に1回となった。
2日前、採血を行った妻はこの日、検査結果を聞きに再びかかりつけ医に行った。
今回の数値は1.19。
一応は正常の範囲内であるものの、下限もそう遠くない値だ。
さらに、前回の検査よりも数値は下がっていた。
「今は妊娠中で大事な時期だから」という、かかりつけ医の勧めもあり、今回は2カ月後ではなく、来月も検査を受けることになった。
洋の東西問わず、医者の中には適当な者もわずかながらに存在する。
でも、このかかりつけ医は、患者一人一人にちゃんと向き合ってくれている気がする。
良い医者に巡り合うことができて、とてもラッキーだ。
【お稲荷さんと寿司酢】
妻は、かかりつけ医からそのまま街中まで出て、アジアンスーパーでお稲荷さん用の味付き油揚げと寿司酢を買ってきた。
妻はことあるごとに、「お稲荷さんは私の好きな食べ物TOP3に入る」と言っている。
私も好きなことは好きだが、妻ほどではない(笑)
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