【不妊治療11カ月と21日】悪阻で苦しむ妻

不妊治療

日本orドイツorその他各国から当ブログをご覧になられている数少ない皆々様、新年あけましておめでとうございます。

喪中の方々、今年もよろしくお願い致します。

2022年もゆる~~~~りとお付き合い頂ければ幸いです。

年末の忙しさにかまけて、またしても2カ月間、ブログを放置してしまいました…。

早速、前回の続きをしたためて参りたいと思います。

あれだけ食欲旺盛だった妻が…

病院でのエコーで妻の妊娠が正式に分かってからしばらく経った後のことだった。

それまで食欲がモリモリだった妻が、「ご飯を食べたくない」と言い出した。

胃腸があまり強くない妻はこれまでにも、主に日本に帰った時など、過食ゆえに胃腸を壊し、食欲を落としてしまうことがあった。

なので今回もその一種かなと思っていたが、様子が違った。

昼間、2人でキッチンにいたところ、妻が急にダッシュでバスルームの洗面台へ。

すごい形相だったのでむちゃくちゃ驚き、こちらも心臓がバクバクになったが、バスルームからは妻が吐いている音が聞こえてきた。

その瞬間に分かった。

「あ、これが悪阻ってやつね」と。

吐きたいけど吐けない

妻は朝から食欲がなく、ほとんど何も食べていなかった。

しかし悪阻はある。

なので、吐きたくても吐けない様子ですごく苦しそう。

変わってあげたいくらいオエオエしていて、とにかく可哀想だった。

私も背中をさすりさすり。

数分すると妻も落ち着き、一連のおう吐は終わったが、胃酸がずっと上がってきていたらしい妻の顔は、よだれと涙とでグシャグシャになっていた。

可哀想だと思う反面・・・

最初は妻の必死の形相にびびりまくっていた私だが、ひと段落して冷静に振り返ると、嬉しさがこみあげてきた。

「ドラマでこんな風景、何度も見たなぁ」と。

キッチンでの穏やかな会話から一転、突然洗面台に顔を向けておう吐するだなんて、TVや映画で見た妊娠発覚の描写シーンそのままじゃないか。

切ない思いをする妻には悪いが、妊娠のサインがまた1つ増えたことに喜ぶ私であった。

ちなみに激しい悪阻はこの一回だけで、その後はピタリと止んだ。

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