【不妊治療3カ月と3日目】第2回目の面談、今後の治療について

不妊治療

フーナーテストが終わり、精子が動いていないことが分かった。

精液検査も2回済ませ、とにかく数値があまりよろしくないことも分かった。

こうして第2回目の面談を迎えた。

善は急げ!

第1回目の面談の時と同じ女医さん。

フーナーテストの時の女医さんと比べるとはるかに愛嬌があり、親切で話しやすい。

先生に第2回目の精液検査の結果も提出してみると、すぐにこう切り出された。

「もう人工授精に進みませんか?」

いわく、

「フーナーテストの結果を見る限り、タイミング法でやっても望みは薄い」

「子供が早く欲しいのであれば、タイミング法で何回も粘る必要はないし、さっさと人工授精に移行したほうがいい」

とのことだった。

つまり、善は急げっちゅーわけですな。

しかし…

「人工授精にしたところで、妊娠の可能性としては10%からせいぜい20%くらい高まるだけなので、過度な期待はしないほうがいい」

と釘も刺された。

「さっさと人工授精にしましょう」と言われた時、心の中で早くも期待が上回った。

実際、この時の私はまだ、人工授精が具体的にどういう手順で進むかすら分かっていなかったのに、「人工授精=子供を授かる」と勝手に脳内変換してしまっていた。

そしてそこ(心が躍っている状態)からの「過度な期待はしないで」という先生の言葉に、軽く落胆。

「やっぱそんな簡単なもんじゃないよね…」と。

保険会社に連絡を

我が家は、私がプライベート保険、妻が公的保険という少し珍しいケース。

公的保険(妻)側は特に問題ないが、プライベート保険が一体どれくらい負担してくれるのかは、会社によってだいぶ違うらしい。

先生から

「まずは旦那さん(私)が保険会社に問い合わせて、どれくらい負担してくれるのか、どんな書類が必要なのかを聞いてきてください。それが分かったらこちらに連絡してもらって、提出する書類の準備に入りましょう」

と説明を受けた。

そして、早く子供が欲しい私と妻の気持ちをまるで見透かしたように、先生からこう言われた。

「保険会社へ問い合わせをしてから、必要書類に関する返事が来るまで、おそらく数週間~1カ月。書類を集めて提出し、返事が来るまで1~2カ月。つまり、すべての準備が整って人工授精の予約を入れるまで、だいたい3カ月くらいかかるかもしれません」

「でも、決して焦らないように。悲観もしないように。準備が整うまでにあなたたちが自然妊娠する可能性だって0ではないんですから。落ち着いて1つずつ解決していきましょう」

おっしゃるとおり。

はやる気持ちを抑えて、目の前のことを一個一個片付けていくしかない。

とにもかくにも、ここはドイツ。

日本とは違い、いろんな作業の進み具合は、良くも悪くもゆったりとしている。

そのことを肝に銘じ、妻と二人で病院を後にした。

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