予約当日は、やはり緊張感があった。
初めて行く病院は勝手が分からないし、そもそも自分のドイツ語力も低水準。
なにより、想像以上に静脈瘤の状態が悪いかもしれないし、ひょっとしたら手術の必要があるのかもしれない。
悪い想像ばかりを膨らませながら、予約時間の少し前に病院に着いた。
いきなり保険格差を目の当たりに…
受付で名前と予約していることを伝えると、初診か聞かれた。
「はい」と答えると、まずは待合スペースに座って問診票を書いてこいと言われる。
待合スペースには若者からお年寄りまでたくさんの人・人・人。
部屋に行くと、みんなが一斉にこちらを見る。(アジア人は私だけ)
視線を浴びながら問診票を書き終わり、受付に戻ると「保険証を出して」と。
言われるがままに提出すると…
受付「あ、プライベート保険なのね。それじゃあなたの待合室はさっきのところじゃなくて、そこの階段を上って2階に行ったところにあるから」
指示通りに2階へ行くと、さっきの待合スペースとは違い、小綺麗な部屋があった。
患者は他に誰もいない。
一瞬、そこが本当に待合室なのかと不安になるくらい、階下の待合スペース(おそらく公的保険者用)とは人口密度が違いすぎる。
しかも飲み物も数種類置いてあって、至れり尽くせり。
こんな好待遇だと逆にムズムズしてしまうのは、私が貧乏性だからだろうか(苦笑)
検査開始
待ち時間もかなり短く、だいたい5分くらいで名前を呼ばれた。(待合室の天上スピーカーからいきなりマイクで呼ばれたのでだいぶ驚いたw)
担当は50歳くらいの紳士的なお医者さん。
第1回精液検査の時にもらった紹介状&診断書を渡し、早速エコーでの診断が始まった。
この先生、腕はかなり良いと評判だったが、実際に左の睾丸にエコーを当ててすぐに静脈瘤を見つけたっぽかった。
念のため右もチェックするが、右は特に問題なしとのこと。
さらに両方のタマタマを触診されたが、絶妙な力加減で痛みこそ感じないものの、明らかにグリグリされてるその感触は決して気持ちの良いものではなかった。
そして下された診断は、「ヴァルサルヴァ法で調べたら、しっかりと左の睾丸に静脈瘤が確認できたが、現状では特に大きな問題は見られない」ということだった。
先生から「今日の診断書は後日、自宅に郵送されるからしばらく待っててね~」と言われ、病院を後に。
ひとまず重症でなかったことにかなりホっとした。。。
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