【不妊治療29カ月と16日:新生児用ベビーベッドを購入】

不妊治療

2日くらい前から、妻が胎動の報告を以前のようにしてくれるようになっていた。

その少し前と違って、こちらに気を使っている様子もないし、どうやら本当に胎動が戻ってきているような感じ。

もちろん100%とはいかないが、私の不安は少し消えた。

【ebay探索】

さて、日課となっていたebay探索をしていた妻が、ベビーベッドを安く売りに出している人を発見した。

場所は我が家から7kmほど離れているが、

・IKEAで本来なら200ユーロくらいで売られている新生児用ベッド枠組み

・相場的におそらく80ユーロくらいのマットレス

・シーツ2枚

これらをまとめて30ユーロという格安で売りに出している人がいた。

写真で見た限り、ベッド枠に多少の使用感はあるものの、問題はまったくなさそうだし、車輪もついている。

そしてマットレスにシミがついていることも、先方から報告されている。

写真を見た感じ、おそらく嘔吐か、おもらしか、所詮そんなとこだろう。

なにより、こういう細かいところをちゃんと報告してくれる売り手は信頼できる。

仮にマットレスのシミが気になるのであれば、マットレスだけ別途購入すればいいし、ベッドの枠組みとシーツ2枚で30ユーロだと考えても、とにかく破格の値段だ。

妻にgoサインを出しコンタクトを取ってもらうと、サクっと交渉が成立した。

【持ち帰る方法】

どうやってベッドを持ち帰るか、事前に妻と相談した。

まず我々が知らねばならないのは、どの状態で渡されるか、だ。

つまり、組み立てられたままなのか、解体された状態なのか、ということだ。

その点を先方に確認すると、「組み立てられたまま」だという。

その場で解体してもいいが、相手のマンション内だと他の住人の迷惑になる恐れがあるし、かといって路上で解体作業をするのは、さすがに周りの目が気になる…。

つまり、組み立てられたベッドをそのまま運ぶしかない。

したがって、この時点でShare Nowという選択肢は消えた。

Share Nowはそれなりに大きなタイプの車種も用意してあるが、組み立てられたままのベッドを積み込めるか怪しいし、そもそもその大型車種を借りられるかどうかも分からない。

やはりこうなったら公共交通機関で運ぶしかない。

【受け取り】

先方の家に約束の時間に到着した。

実物を見ると、写真でチェックしていたように十分綺麗だ。

30ユーロを手渡し、「Tschüss」と言ってドアを閉めた。

そこはマンションの2階(日本で言う3階)。

エレベーターはなく、階段もけっこう狭い。

身重な妻に運ばせ、転倒などもしものことがあったら一生後悔する。

というわけで、私が一人でベッドをかついで下まで行くことになった。

新生児用なので、そこまでサイズは大きくない。

とはいえ、ベッドはベッド。

片手で軽々運べる、なんてことはない。

地上階に到着する頃には、見事に汗が噴き出ていた。

【ニコニコされる】

マンションの外に出て、妻に「ちょっと休ませて」と言う。

歩道で休憩している間、(もちろんまったく顔見知りではない)老夫婦が私たちの横を通った。

すると夫人のほうが、新生児用ベッドと妻のおなかを交互に見て、「元気な赤ちゃんが生まれてくるといいわね」とニコニコしながら声をかけてくれた。

そういう一言をもらえると、本当に温かい気持ちになる。

休憩が終わった私と妻は、バスと路面電車を乗り継いで家に向かった。

新生児用ベッドを担いでバスに乗り込むと、混雑していた車内だったが、周囲の乗客が自然とスペースをあけてくれたし、妻のために席を譲ってくれる人がいた。

そしてバスを降りて路面電車に乗り換えた時、私も妻も路面電車の運転手(40~50代くらいの女性)と目が合ったのだが、その運転手がとてもニコニコしていた。

「新米ママと新米パパ、頑張りなさいよ」と言われてるような気がして、とても朗らかな気持ちになった。

帰宅して、ベッドを寝室に運んだ。

「ここでべビすけが寝るようになるのかぁ…」と考えると、感動を覚えずにはいられなかった。

【不妊治療29カ月と17日:胎動を感じる!】

妻から遅れること約3週間。

ついに私にも歓喜の瞬間が訪れた。

妻が突然「おお!おお!おお!うおうお!」と言い出した。

↑文字にするとただの変な人だけど…w

続けて「今日のべビすけ、とんでもなく動いてるよ」と言う。

妻が初めて胎動を感じたその日から、胎動を感じさせてもらおうと時々私も妻のおなかに手を置いていた。

しかし、何も感じなかった。

妻いわく「手を離すのが早すぎる。諦めるのが早い!(怒)」らしいw

でも、この日は違った。

手を置いて数秒したところで、明らかにおなかの内側から衝撃があった。

もちろん、感触は小さい。

でも、明らかに何かが動いていた。

それを感じてから寝るまでの間、私は胎動の感触をたびたび思い出してはニヤニヤしていた。

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