2日前の出勤時、アプリの不具合により定期券を証明できず、あくまで仮ではあるものの、罰金を科された。
今日はそれ(私が定期を持っていたこと)を証明し、罰金を免除してもらうよう申請に行かなければならない。
罰金への抗議は、罰金が科された日から14日以内に行う必要があるようだ。
しっかしまあ、アプリの障害のせいで、1時間しかない昼休みを使ってわざわざ公共交通機関の事務所まで行き、抗議しないといけない。
なんという不毛な時間の使い方なんだろうか。
このドイツという国に住んでいると、「不毛な時間だな」と思うことが多々ある。
そしてその大半は、遅延した電車を待っている時間だったり、役所での手続きの際に担当者によって言うことがコロコロ変わるため何度も出向いたりすること。
妻とは「ビザの取得・更新など、特に役所での諸手続きに関しては、(申請のためだけに)最低2回は出向く必要があると思っていたほうがいいよね」と話している。
ただし大手企業の駐在員など、肩書がしっかりしていたり、ドイツ人の通訳やアテンドが同行する場合は、この限りではないはず。
私や妻のように、単身ドイツに乗り込む人間は、特にドイツ生活の序盤はこういう面倒なことに巻き込まれやすかった。。。
【手数料を払ってでも】
一応、この罰金免除の異議申し立ては、ダイレクトに「異議申し立てセンター」的なところに行うことができる。
そこに電話するなり、メールするなりして、個人情報を伝えたり、定期の番号を伝えれば、それでOKっぽい。
ただ、その「異議申し立てセンター」が正常に稼働しているか、またはそこの係員がちゃんと仕事をしているかは未知数。
こっちがちゃんとメールを送っているのに、係員がそれを見落としていたため、同じ作業をもう一度ならず二度求められることなんて、今までのドイツ生活で数えきれないくらいあった。
しかも今回は罰金が絡んでいる。
こういう時に限って、「向こうのミスでさらに問題(罰金額)が膨らんでいく」なんてことが起こりやすい。
もちろん、なんの根拠もない。
ただ、ドイツ生活における経験則で、こういうときは「なんとなく」だが、確実な道を選んでおいたほうがいい気がするのだ。
事務所に到着
事務所に出向くと、窓口のおっちゃんに「どうしましたか?」と言われる。
カクカクシカジカと、アプリの不具合から罰金を科せられた経緯を話した。
そのおっちゃんに電話番号を聞かれたので答えると、「うん、ちゃんと定期購入の記録は残ってるよ。罰金の必要はないね」と言う。
「じゃ、罰金免除の手続きをお願いします」と伝えると、「この(罰金の)書類に書かれているところに自分で電話かメールして、異議申し立てすればお金はかからないよ。私がやると事務手数料で5ユーロかかっちゃうよ?それでもいいの?」と。
先述のように、ここで5ユーロをケチることによって問題が膨らみ「やっぱあの時5ユーロ払っておけばよかった」ということになりやすいのは、なんとなく経験から分かっている。
「問題ない。5ユーロ払うから代わりにやっておいて」と伝え、ものの数分で手続きは完了した。
こっちになんの落ち度もないはずなのに、そして5ユーロを失っているのに、なぜか晴れ晴れとした気分になった(笑)
ほんといいカモだろうな。。。
【不妊治療25カ月と12日:おなかが痛いと言う妻】
採卵手術のためしばらく仕事を休んでいる妻から昼間、「おなかが痛む」とLINEが入った。
採卵の時の痛みと同じ?と聞くと、「下腹部っていうより胴回りっていうか…昨日は痛くなかったのに」と返答。
大便も特に目立った様子はなく、普通に出ているようだし、いったい何の痛みか不明。
これまでにないことを経験したんだから、そりゃ痛みの種類も経験ないんだろう…。
採卵手術から約2週間が経過したのに、まだおなかが痛いのは本当にかわいそう。
しかし、妻が続けて
「もしかしたら移植がうまくいってなくて、生理が来る前の痛みかもしれない」
「昨日や一昨日はまったくなかった痛みだし」
と送ってくる。
「移植がうまくいかなかった」という言葉が頭の中をぐるぐる回り、気持ちがとても萎えた。
コメント